ベンチャー企業に向いている人・向いていない人の特徴とは?転職するうえで知っておきたいポイントを解説

ベンチャー企業の人気が高まっている中で、大企業ではなくベンチャーに転職する人も増えつつあります。本記事では、ベンチャー企業に向いている人・向いていない人の特徴、転職するうえで知っておきたいポイントについてご紹介します。



目次[非表示]

  1. ベンチャー企業とは
  2. ベンチャー企業が向いている人の特徴
  3. ベンチャー企業が向いていない人の特徴
  4. ベンチャー企業で働くうえで必要になるスキル
  5. ホワイトなベンチャー企業を見極めるポイント
  6. ベンチャー企業に転職するうえで知っておきたい3つのポイント
  7. まとめ

ベンチャー企業とは

ベンチャー企業とは、新しい事業やサービスを展開している新興企業のことです。主にこれまでにない発想や技術を用いて、大手企業では着手するのが難しいような事業展開をしている企業のことを指します。

最もベンチャー企業には明確な定義というのはありません。そのため今までにないタイプの事業を展開しており、短期間で急成長している企業のことを指してベンチャー企業という場合もあります。

ベンチャー企業が向いている人の特徴

次の項目にあてはまる人は、ベンチャー企業で働くことが向いている可能性があります。

【ベンチャー企業が向いている人の特徴】

・仕事をするのが好き

・自分で考えて動くことができる

・コミュニケーション能力に長けている

・裁量権をもって働きたい

・仕事内容や環境の変化にすぐ対応できる

・稼ぎたい

・将来的に起業を考えている

ベンチャー企業で働くのに向いているのかどうか、自分自身に照らし合わせながら見ていきましょう。

仕事をするのが好き

とにかく仕事をするのが大好き、という人はベンチャー企業で働くことが向いている可能性が高いです。
なぜなら大手企業などと比較すると、ベンチャー企業は1人当たりの仕事量が多いので、楽しみながら仕事をできなければ日々の業務をこなすことが難しいためです。

また仕事内容も責任の重いものが多いので、プレッシャーを感じてしまったり、責任のある仕事は嫌だなと思ったりする人はベンチャー企業に向いていないと言えるでしょう。

自分で考えて動くことができる

ベンチャー企業では、自分で考えて働くことができるかというのも重要となります。
なぜならベンチャー企業では、大手企業と比べてもマニュアルや人材育成の環境が整っておらず、また突然業務の内容が変わってしまうことも多いためです。

常に自分でやるべきことを考えて動くことができなければ、ベンチャー企業で活躍することができません。そのため仕事に対して受動的な人は、ベンチャー企業よりも人材育成の環境が整っている大手企業の方が向いていると言えるでしょう。

コミュニケーション能力に長けている

ベンチャー企業では、チームで仕事に取り組むことが多く、社内、社外問わずさまざまな人と関わりながらプロジェクトを進めていくケースが多いです。

そのため、ベンチャー企業で活躍するためにはコミュニケーション能力に長けている必要があります。どのような人とも分け隔てることなく、良好な人間関係を築けるのであればベンチャー企業で活躍することができるでしょう。

裁量権をもって働きたい

早い段階から裁量権をもって働きたい人は、大手企業よりもベンチャー企業で働くことに向いています。
大手企業の中には年功序列の仕組みがまだ色濃く残っている会社もあり、若い年齢のうちに重要な仕事に携われない場合もあります。

一方でベンチャー企業は実力主義を採用しているところが多く、年齢などに関係なく実力さえあれば大きなプロジェクトを任せてもらえます。
裁量権をもって働くこともできるので、若い時から貴重な経験を積める可能性も高いです。

仕事内容や環境の変化にすぐ対応できる

ベンチャー企業では、ある日突然会社の方針や職場の環境が変わるということも珍しくありません。
そのため仕事内容や環境の変化にすぐ対応できるかどうかというのも、ベンチャー企業で働くうえでは重要となります。

これまで取り組んでいた業務とは全く異なるスキルを要求されることもあるので、常に前向きな姿勢で新しい知識や経験を積まなければなりません。
そのため新しいことに挑戦することが好きな人などは、仕事内容や環境の変化にもすぐ対応することができるでしょう。

将来的に起業を考えている

将来的に起業を考えている人も、ベンチャー企業で働くのに向いています。
なぜなら大手企業と比べてベンチャー企業では、経営層の人たちと近い距離で働くことができるからです。

経営層の人たちと近い距離で働くことによって、起業して事業を展開していくのに何をすれば良いのか、貴重なノウハウを学ぶことができます。

ベンチャー企業が向いていない人の特徴

ベンチャー企業に向いている人がいる一方で、次のような人はベンチャー企業に向いていない可能性が高いです。

【ベンチャー企業が向いていない人の特徴】

・安定性を求めている

・受動的な正確

・仕事よりも充実させたいものがある

・一つのことに集中したい

・こだわりが強い

ベンチャー企業に向いていないにもかかわらず転職してミスマッチが生じることを防ぐためにも、自分が当てはまっているかどうかしっかり確認しておきましょう。

安定性を求めている

企業に安定性を求めている人は、ベンチャー企業で働くことが向いていないと言えます。
ベンチャー企業は働き方次第で、年齢問わず活躍して稼ぐことのできる環境です。しかしその一方で、経営が不安定で会社が倒産してしまったり、今よりも収入がダウンしてしまったりするなどのリスクもあります。

また福利厚生なども大手企業と比べると整っていないところが多いので、安定した環境で働きたいと望んでいる人にはベンチャー企業で働くことに向いていないと言えるでしょう。

受動的な性格

ベンチャー企業では、一人ひとりに任される仕事内容は多岐にわたり、どのように業務をこなせば良いのか決まったマニュアルなどもありません。

自分で考えながら仕事をしていく必要があるので、受動的な人には向いていない環境と言えるでしょう。

仕事よりも充実させたいものがある

ベンチャー企業は、仕事の量も多く、家に仕事をもち帰って残業をするということも珍しくありません。
仕事が好きな人にとっては問題ないのですが、プライベートを大切にしたい人にとってはかなりストレスがたまる環境といえます。

そのため仕事よりも充実させたいものがある人や、ワークライフバランスを重視したい人などはベンチャー企業に向いていないと言えるでしょう。

こだわりが強い

ベンチャー企業では、多くの意見を交わしながらチームで仕事をこなしていくという場面が多々あります。

特に長期にわたって進行するプロジェクトにおいては、個人ではなくチームの意見を尊重して業務を進めていかなければなりません。

そのためマニュアル通りに仕事をしなければ気が済まないという人や、こだわりが強く働き方を変えたくないという人にとっては、居心地が悪く感じられる場合もあります。

ベンチャー企業で働くうえで必要になるスキル

ベンチャー企業で働くうえでは、次のようなスキルが必要となります。

【ベンチャー企業で働くうえで必要になるスキル】

・貪欲に学ぶ姿勢

・自己管理能力

・複数の業務を並行してできる能力

・自分の考えをもち意見できる力

それぞれどのようなスキルなのか、以下で詳しく見ていきましょう。

貪欲に学ぶ姿勢

ベンチャー企業で働くうえでは、あらゆる物事から貪欲に学ぶ姿勢が必要となります。
ベンチャー企業で働いていると、経営方針や業務内容が変更になるなど、目まぐるしく環境が変わっていくので、その環境に対応するために新しいことを前向きに学ぶ姿勢というのは、ベンチャー企業で働く際に必ず必要となります。

自己管理能力

仕事やプライベートをしっかりと管理できる、自己管理能力というのもベンチャー企業で働くうえでは必要なスキルとなります。

自分自身で仕事を進めていかなければならないベンチャー企業では、今自分が何をすべきなのか、優先すべき仕事は何なのか自分自身で管理しなければなりません。

自己管理能力に長けていない場合、プライベートと仕事の区別ができなくなってしまい、どちらもうまくいかなくなってしまう可能性があります。

複数の業務を並行してできる能力

まだ設立してから間もないベンチャー企業の場合、仕事の範囲が曖昧でそれぞれの人たちが複数の業務をこなさなければならないことも多いです。

そのためベンチャー企業で働くうえでは、複数の業務を並行して処理できる能力というのも必要なスキルとなります。

一方で一つの業務に特化したり、特定の業務以外はしたくなかったりする場合、ベンチャー企業で働くのはあまり向いていません。

場合によっては雑用に近い仕事もこなさなければならないので、複数の業務を並行してかつどんな業務でも取り組むことのできる姿勢をもつことが重要となります。

自分の考えをもち意見できる力

ベンチャー企業では、大手企業とは異なり社内の仕組みや制度などが整っていないケースも多いです。

そのため自分の考えをもち、サービスや会社を良くするためには何をすればいいのか意見できる力をもっている人がベンチャー企業では評価されます。

特に積極的に新しいことを取り入れたり、独創性や革新性があったりする人はベンチャー企業でも活躍することができるでしょう。

ホワイトなベンチャー企業を見極めるポイント

ベンチャー企業に転職するにあたって、福利厚生や待遇面が整っているホワイト企業かどうか気になる人も多いのではないでしょうか?

そこで以下では、ホワイトなベンチャー企業かどうかを見極めるポイントについてご紹介します。

将来的に成長する業界の企業か

将来的に成長する業界であり、業績が良いかどうかというのはホワイトなベンチャーかどうかを見極めるうえで重要なポイントです。

なぜなら成長が見込まれる業界の場合、将来においても雇用の安定性が期待できるので、会社が倒産する心配も少ないからです。

一方で将来的に衰退していく業界であったり、会社の規模や業績自体が年々低下していたりする場合は、その企業がホワイト企業と考えるのは難しいと言えるでしょう。

明確な評価制度が整えられているか

何をすれば社内において評価されるのか、明確な評価制度が整えられているのであればその企業はホワイト企業である可能性が高いです。

曖昧で分かりにくい評価制度の場合、従業員も何をすれば評価されるのか分かりません。そのため従業員がバラバラに働いてしまうので、企業としても成長する可能性が低いと言えます。

たとえば勤怠や仕事の成果目標に達するまでの過程などをどのように評価するのか明確にしているのであれば、その企業はホワイト企業である可能性が高いと言えるでしょう。
ベンチャー企業に転職を考えているのであれば、まずは転職前に社内の評価制度が整えられているか必ず確認しておきましょう。

ベンチャー企業向けの賞を受賞しているか

ホワイトなベンチャー企業かどうか見極めるうえでは、ベンチャー企業向けの賞を受賞しているかどうかというのも重要なポイントです。
たとえば、内閣府や経済産業省は定期的に「優れたビジネスモデルやロールモデルとなるようなベンチャー企業」をさまざまな形で表彰しています。

こういった賞をベンチャー企業が受賞するためには、第三者から見ても社内制度がしっかりと整えられており、働きやすい環境であると認められなければなりません。
そのためベンチャー企業への転職を考えているのであれば、こういった賞を受賞している企業から選ぶというのもおすすめです。

ベンチャー企業に転職するうえで知っておきたい3つのポイント

ここではベンチャー企業への転職を成功させて、あとから後悔することを防ぐためにも知っておきたい3つのポイントについてご紹介します。

課題を発見して問題解決できる能力があることをアピールする

ベンチャー企業への転職を実現するためには、採用面接において課題を発見して問題解決できる能力があることをアピールすることが必要となります。

多くのベンチャー企業では大手企業とは異なり、社内制度やマニュアルなどがほとんど整備されていません。そのため従業員一人ひとりが、自分から課題を見つけて問題解決する能力が求められます。

そういった能力があることを採用面接でアピールできれば、ベンチャー企業への転職をスムーズに行うことができるでしょう。

経営理念に共感できる企業を選ぶ

転職してから「思っていたのと違う」と後悔することを防ぐためには、転職前の時点で経営理念に共感できる企業かどうかチェックすることが重要です。

ミスマッチが生じてから後悔することを防ぐためにも、まずは転職前に企業研究や自己分析などをしっかり行っておきましょう。

ベンチャー企業に強い転職エージェントを利用する

ベンチャー企業と呼ばれている会社は数多く存在しており、自分にぴったりの会社を見つけるのはかなり難しいと言えます。

数多くのベンチャー企業の中から自分にぴったりの会社を見つけたいのであれば、転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職活動において転職エージェントを利用する場合、次のようなメリットがあります。

【転職エージェントを利用するメリット】

・非公開求人を紹介してもらえる

・面接対策で内定を獲得できる確率が上がる

・履歴書や職務経歴書を添削してもらえる

・外から見ただけではわからない業界の内情を教えてもらえる

・企業の人事に直接推薦してもらえる

・企業との日程調整や交渉を代行してもらえる

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まとめ

ベンチャー企業には向いている人と向いていない人が存在しており、向いているのであれば今よりもやりがいを感じて楽しみながら働くことができるでしょう。

もっとも転職を成功させるためには、企業分析や自己分析をしっかり行うことが必要です。ベンチャー企業へ転職したいという安易な考えだけで転職をしてしまうと、ミスマッチが生じて後悔する可能性もあります。

ベンチャー企業への転職を成功させるためには「ベンチャー企業の転職に強い転職エージェント」をうまく活用するのがおすすめです。
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